チェックリストを作成するメリット
チェックリストを網羅的に埋めていくのは、多少手間に感じてしまうかもしれません。しかし手間をかけた分だけメリットがあり後から実感することができます。
短時間で要望を伝えることができる
内装工事には多くの確認事項があり、内装会社と一つひとつコミュニケーションを取るのは時間のかかることが多いです。その際事前に自社内でチェック項目を整理して、内装会社と情報を共有しておけば無駄なやりとりが減りスピーディーに話を進めることができます。
チェックリストに抜け漏れのない状態でプロジェクトを進めることができれば、内装会社からも納得度・満足度の高い提案を受けることができるでしょう。
内装会社のモチベーションが上がる
依頼内容が曖昧なプロジェクトは内装会社を不安にさせてしまいます。利益が本当に上がるのか、人的コストに見合うのか、そもそも発注者として信用できるのか…。実現可能性が低いプロジェクトに人員を割くほど内装会社も余裕はありません。
計画に抜け漏れが少なく実現可能性の高いプロジェクトであれば、内装会社は意欲的に参加できるようになります。そうすれば優良な内装会社と出会える可能性が高くなるのです。
工事費を削減できる
内装会社に見積りを依頼する際には、できるだけ不安な事項を取り除いておかなくてはなりません。内装会社は工事詳細で不明な箇所があると、赤字にならないようにリスク分を工事費に計上します。
事前に不明な点を解消することでそのリスクが減るので、結果的に見積金額の削減につながります。
チェックリストのポイント
チェックリストの項目は全てとても大切な情報です。その中でも発注者の皆さんが見落としがちかつ軽視しがちなポイントについて説明していきます。
内装予算
「足元を見られるんじゃないか」「そもそも相場がわからない」といった理由で、内装会社へ予算をしっかりと伝えないケースがあります。しかし内装会社が提案したプランが予算とかけ離れていたり捻出できない金額だったりすると、そのプランは結果的に無駄になってしまうわけですから、なかなか力のこもった提案はできなくなってしまいます。
事業的にも資本的にも「これ以上越えてはいけない」というラインがあるはずです。実現可能性のある予算を提示するようにしましょう。
コンペの有無
他の会社にも依頼しているのか、あるいは何社の提案といったコンペの有無や他社の状況はしっかりと伝えるようにしましょう。
お互い探り探りだと信頼関係も生まれにくく、よい提案はもらうことは難しくなってしまします。結果的に依頼することになっても、その場限りで長期的なお付き合いには繋がらなくなってしまうかもしれません。
店の業態(席数・商品数)
飲食店であればオペレーションや料理の提供の仕方、物販店であれば必要な商品数や販売の方法というように「何」を「どれくらい」「どのように」販売するのかといった事項は非常に重要です。
ここが決まっていなかったり曖昧であったりすると、見た目がよくてもオペレーション効率が悪い店舗になってしまう可能性が高まります。
どのような業態かという店は経営的にもコンセプトを実現するうえでも非常に大切ですので、あらかじめしっかりと定めておくようにしましょう。
具体的なイメージ写真
漠然としたイメージ(シックで…モダンな…)を言葉で人に伝えることは、受け取り方もそれぞれ違うので非常に難しいでしょう。自分のイメージの合う写真やイラストを集めて、曖昧な部分をクリアにしておくことで、要望が具体的に伝わるようになります。
チェックリストをダウンロードする
▽以下のリンクからチェックリストをダウンロードすることができます
直接書き込む形式となっておりますので印刷してご利用ください。