老舗セゾンアートから分社化、株式会社セゾン大塚氏が伝統を守りながら目指す進化とは

現在は何名で活動されていますか?

僕含めて10名ですね。まだ今年が三期目で組織として若いので、現在は組織強化に力をいれています。そのために最近では若手社員に課長職として社員4人の管理を任せたり、採用活動を行ったりしてますね。やっぱり下に人が入ってこないと組織は活性化しないと思いますし、「立場が人を作る」というのは僕自身よく考えることで、役割を任せて人を伸ばしていきたいと考えてます。これからも一歩一歩しっかり進んでいくために、内部固めと採用の2本軸で会社をより良くしていきたいですね。

元々セゾンアートという設立から30年の会社を引き継いで、新たにセゾンとして分社化された訳ですが、独立の経緯を教えて頂けますか?

イー・エム・デザイン株式会社が運営するジュエリーショップ「e.m.」

先日、会社もオフィスも新しくなったタイミングで協力会社を集めてセレモニーをしたんですけど、そこでもお話したのは「今回の分社化は組織の若返りを1番の目的としている」ことなんですね。元々はセゾンアートを継いでほしいという相談を頂いて、悩みに悩み抜いて以前の職場を退職してセゾンアートに戻ってきました。その後いろいろと苦労もありながら、最終的には会社を引き継ぐ形ではなく分社化する運びになったんです。

そこで考えたのは、これまでのセゾンアートは目の前にある仕事やお客様にしっかり尽くそうというスタンスで、決まった範囲で仕事を進めていました。それはとても大事なことなんですが、一方で新しいことへの挑戦や若年層の成長機会が少ないことに課題を感じていたんです。そこで僕はこの分社化を機にもっと手がける仕事に広がり持たせて、若い組織で新しい仕事に挑戦していこうと考えました。

そんな時に「tenoha」の仕事をお請けする機会があり、この案件ではセゾンアート時代にお世話になっていた業者さんにはお願いせず全て自分たちで手配したので、既存の枠を出て仕事をしている感があって非常にやりがいがありました。「tenoha」の仕事をきっかけに、「セゾン」という新たな会社として頑張っていけそうだと自信が出てきましたね。

今回の案件についてお伺いします

e.mさんの店舗を施工するにあたって何か特別な想いなどはありましたか?

株式会社セゾン・大塚氏

実は以前に結婚指輪をe.m.さんから購入させていただいて、「店舗作ってみたいなぁ」と思っていました。そんな時に依頼が来たので「とにかく良い仕事をしたい!」と思ったんですよ。なんというか、すごくシンプルな気持ちですけど、好きな人に良くしてあげたいってあるじゃないですか。あれにすごく似たような感じがあって一生懸命にやらさせていただきました。

今回初顔合わせから1ヶ月でオープンというスケジュール的にかなりタイトな中、e.m.さんの什器に関するご要望など、細部まで非常に丁寧に対応されていた印象でしたが、特に工夫された点などありましたらお聞かせください。

今回はスケジュールがタイトでしたので、できるだけスムーズに進められるように入札の段階で図面も書いてあるような状態まで進めていました。その甲斐もあってすぐにスケジュールも決めて、打ち合わせに移れましたので、ご要望にしっかりと対応する余裕を生み出すことができましたね。

ずばり、セゾンの強みとはなんでしょうか?

クライアント様のご要望に対して柔軟に小回りをきかせられることですね。組織もメンバーも若いので実直に仕事をしながら、様々なケースに対応しています。特にクライアント様が思い描いているイメージの段階やラフ画から、しっかり図面に落としこんで具現化できる点は大きな強みですね。あとは困っているクライアントさんには出来る限りの努力と経験でサポートできるようにしています。

e.mさんは金額面、対応・人柄面、出来上がりまでかなり満足されていました。今回の出会いについて率直なご感想をお聞かせください。

イー・エム・デザイン株式会社が運営するジュエリーショップ「e.m.」

まずは素直にe.m.さんにご満足頂けて本当に嬉しいですね。ありがとうございます。今回打ち合わせ等でお会いした担当の方も社長の吉川さまもとても人当たりが良くて、全体を通してスムーズに仕事ができましたね。当たり前のことなんですけど、約束をしっかり守って対応していただけたので、安心して仕事ができました。

たまにトラブルが起きるケースもある決済に関しても一貫してスムーズなやりとりができたので、全く心配はなかったですね。今回ご一緒にお仕事ができて、本当に良かったと思っています。

今後どのようなお仕事をやっていきたいですか?

株式会社セゾン・大塚氏

僕らが今まで得意としてやってきたことに加えて、新たにオフィスやショールームにも手を広げていけたらなと考えております。やはり組織が若いので、「これしかできない」という風に視野を狭くはしたくないですね。どんどん新しいことには挑戦して、その経験のなかで組織が成長していくのがいいと考えています。

最後に、シェルフィーに対する率直なご感想をお願いします。

正直に言うと、以前にも別の会社さんから営業を受けていたので「また営業が来たのか…」って思ってたんです。笑 でも話を聞いてみると、ちょっと印象が変わったんですよね。特に費用体系が魅力的に感じました。まず1番に成果報酬ではない点。あとは何件成約しても定額なのがいいかなって。そしたら早速e.m.さんの案件が来たんですよ。笑 個人的にも結婚指輪を購入して兼ねてから好きなブランドということもありますが、お客様と出会える機会を頂けたことには本当に感謝しております。

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