経営コストが低く、利益は出やすい
焼き鳥の原価は安い
焼き鳥屋で扱う食材の多くはそれほど原価がかかるものではありません。鶏肉は肉類の中でも原価が安く、また牛肉のように価格による質の違いがそれほどありません。ある程度の質のものであれば、味付けや提供する料理の見せ方次第で工夫することができるのです。
焼き鳥屋の場合であっても、やはり提供する種類を減らし材料を絞ることで処分せざるを得ない食材が減らすことができます。しかし、この判断はどのような焼き鳥屋を経営するかによって異なります。ある値段設定が高めであればもちろん様々な種類の焼き鳥を用意すべきで、逆に安めのお店であれば一般的な焼き鳥のメニューで食材の種類を減らすとよいでしょう。
調理も比較的簡単
焼き鳥の調理といえば、肉を串に刺して下味を付けて焼く、という作業です。もちろんサイドメニューなど別のメニューの調理はありますが、メインとなる焼き鳥はどんな種類であってもそれほど調理法は変わりません。そのため、他の飲食店に比べ人件費、教育コストを少なく抑えることができます。
原価だけでなく人件費も抑えられるため、比較的低コストでお店をオープンさせることができるのです。
焼き鳥をつまみに、お酒を売る
焼き鳥に欠かせないものと言えばやはりお酒です。焼き鳥自体は単価が比較的安く、飲み物をたくさん注文してくれなければあまり利益が出にくいでしょう。特に価格設定が低めの焼き鳥屋では、一本100円で焼き鳥を売るお店もあるでしょう。
一人10本頼んだとしても料理だけでの売上は1000〜1500円ほどしかいかないため、その分お酒を多く頼んでもらうべきです。お酒を多く頼んで貰えば、大衆的で安いイメージのある焼き鳥屋でも、結果的に普通の居酒屋と同じ程度の値段を取れるはずです。
おわりに
焼き鳥屋の多くは大衆的なイメージが強いため、そこまで内装にこだわる必要もありません。そのため、初期コストは比較的低く始めることができるでしょう。食材の原価、人件費を抑え、お酒で利益を上げることができれば個人でも十分回るお店になるはずです。