開業しては潰れるラーメン屋。失敗する前に気をつけるべき4つのこと

ラーメン屋を開業している人はすでにたくさんいます。それと同じくらい失敗してお店を潰してしまった人も多くいます。今回はそうした失敗について学んでいきましょう。失敗しないラーメン屋開業をするために気をつけたいポイントをみていきましょう。

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こうして失敗した!

成功も失敗もたくさん経験してきた先輩がラーメン業界にはたくさんいます。だからこそ同じ失敗を繰り返して同じ理由でお店をたたむわけにはいきません。後で振り返ったときにあの失敗は避けられたという感想が持ててしまう失敗は後悔が残ってしまいます。過去の失敗を学び、これからの糧としていきましょう。

1. 資金計画

ラーメン屋のみならずどんなお店であってもやはりお金に関することだけはおろそかにできません。

これは過去にラーメン店で働いていたことのある人によくありがちな話ですが、過去に働いていたお店の収益をベースに自分のお店の収益予測を作ってしまい、結果として予想通りの収益が見込めずに資金が底を尽きてしまう場合があります。新しく開業するお店が以前働いていたお店と同じ条件ということはあまりないでしょう。

知名度、立地、味、規模どれもみな同じでないのなら、資金計画も必ず違うものが必要です。以前働いていたお店を参考にするのはとても良いことですが、それに囚われて同じだけの売上が見込めると考えるのは安易ですので気をつけましょう。

2. クレーム

お店が開店したことなどを知らせる手段としてチラシはとても効果的です。

しかし、そんな販売促進活動としてのチラシ配りにも思わぬ落とし穴があります。それは配ったチラシがすぐに捨てられてしまうことです。ゴミ箱に捨てられるのはまだ良いほうです。ゴミ箱ではなく道にポイ捨てされてしまうと街の景観を汚すことにも繋がりますし、そういったクレームは捨てた人ではなくチラシを配っているお店に来るものなのです。

そうした状況を防ぐために、誰彼なくむやみやたらにチラシを配るのではなく、お店のターゲットとなるお客さんや興味を持ってくれたお客さんへ丁寧に配ることを心がけましょう。

3. 取材

お店に行列ができるほどになってくると雑誌やテレビの取材依頼などがあることも。そういったメディアの効果は絶大ですのでお店側としてはぜひとも取材を受けたいものですよね。取材を受ければもちろんお客さんが遠方からもたくさん来店してくれることもありますが、それもメディア露出後の一時的なものであることが多いです。

さらに、小さなお店ですと大量のお客さんをさばききれずに接客や調理が間に合わず、逆にクレームが殺到してしまうこともあります。取材を受けることは決して悪いことではありませんが、その後の対応などまでしっかりと想定して従業員などの教育も行い、折角のチャンスを取りこぼさないようにしましょう。

4. アルバイト・スタッフ

自分ひとりで全てをこなすのであれば必要ありませんが、ほとんどの場合は正社員やアルバイトを雇ってお店を切り盛りすることが多いです。

特にアルバイトは教育が必要で、時にはミスをすることだってあります。オーナー・スタッフ・アルバイトが全員同じ方向を向いて熱くなることができれば理想的ですが、必ずしもそうではないこともあります。

オーナーやスタッフは自分たちのお店なのでアルバイトがミスをすれば怒鳴ったりしてしまうことがあるかも知れません。もちろん人によりますが、中にはそうしたいわゆる熱血な人とは馬が合わない人もいるでしょう。

自分のお店なのでアルバイト相手に腰を低くする必要はありませんが、相手の気持ちを組んだり、ある程度のモチベーションを維持させたりと経営者として必要なスキルは身につけておく必要があるでしょう。

そうしなければアルバイトが辞めたり入ったりを繰り返し、常に求人広告を掲載し、掲載費が固定費のように常にかかってしまうので気をつけましょう。

自分の得意、不得意を知る

過去の先輩たちの失敗の経験を見てどう思いましたか。

同じ失敗を繰り返さないことが一番ですが、失敗しないことに囚われすぎて行動を起こさなくなったり、変化しないことはまた別問題でしょう。スタッフやアルバイトとのコミュニケーションをとり、信頼関係を築くのが得意な人がいれば、原価計算や利益率などの資金計画を練ることが上手い人もいます。

オーナーも人間なので得意、不得意があります。そのため、まずは自分を知り、特に自分が不得意な分野に得意な分野よりも時間と労力をかけて対応していくことができると良いでしょう。

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