これがラーメン業界の現状
市場規模とお金について
ラーメン市場は6000億円と言われており、外食産業全体の売上は減少しているなかラーメン業界の売上は年々増加しています。
店舗数でいうとラーメン店は全国に約35000店舗あると言われており、毎年3000店舗は新規参入しています。これだけ見ると参入しやすい業界と思われますが、新規参入と同数の店舗が廃業しているという現状もあります。
個人とチェーン店について
飲食店の中には個人で開業しているところとチェーン店の2種類あります。
業種にもよりますが、ハンバーガーや餃子に関しては大手チェーン店のシェアが90%を超えており個人で営業している会社は圧倒的に少数派といえます。
一方ラーメン店に関して言うと、チェーン店の割合は約30%と言われており個人経営が70%を占めます。このことは新規参入のしやすさを表してもいます。
ラーメン業界を勝ち抜くには?
新規参入のしやすさは、同時に競争相手が多いことも表しています。そんなラーメン業界の中で勝ち抜くにはどうすればよいのでしょうか?
女性客の獲得
一昔まえの外食のラーメンのイメージはサラリーマンの方々がよく行くというイメージでしたが、最近では女性だけでもラーメンを食べに行くことは普通となってきました。よって女性客を獲得することはラーメン店存続にとって重要なキーワードとなります。
女性客のニーズはズバリ「ヘルシー」で「ローカロリー」です。健康に気遣う彼女たちの心を魅了するようなメニュー構成を考えなければならないでしょう。
安心・安全な料理
近年の飲食の傾向としては「安いもの」というよりもむしろ、「多少高くとも、安心・安全なもの」という傾向があります。それはラーメン業界にとっても同様です。
客単価が低いラーメン業界ですが、1000円ぐらい払ってでも安心・安全なもので美味しいものを!という方は増えています。そういう人々をターゲットとしたラーメンを提供してみるのもアリでしょう。
いま、ラーメン業界はアツい!
ラーメンはいまや、国民的日本食といっても過言ではありません。実際に、日本在住の外国人に「母国で紹介したい日本食は何ですか?」という問いに対し、「寿司」と「ラーメン」という回答がほとんどだそうです。
日本だけでなく、世界へ誇る日本食文化の代表でもあるラーメンは伸び悩んでいる外食産業の中で一人勝ちとも言える状況です。そんなラーメン業界に飛び込んでみるのは結構アリかもしれません。