業務用食洗機を使いこなすためのポイント3つ

業務用食洗機というとホテルや大型レストランにあるようなコンベア型のものをイメージしてしまいがちですが、現在はアンダーカウンタータイプと呼ばれる小型のものが普及し、小さな飲食店でも業務用食洗機を置いているお店を多く見かけます。 誰がやっても綺麗になるのが食洗機の特徴ですが、効果を最大限に発揮するためにも管理には気を配る必要があります。今回はそんな業務用食洗機を使いこなすための3つのコツをご紹介します!

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業務用食洗機を使ううえでのポイント

置き方のコツ

置くだけで洗ってくれるのが食洗機のメリットですが、置き方には気をつける必要があります。置き方が悪いと食器の中に水や洗剤が溜まったままになってしまいます。

そういった事態を防ぐためにも、以下のポイントを守るようにしましょう。

  • グラスやカップは下向きにする
  • お皿は重なるところがないように置く
  • お箸は下向き、フォークやスプーンは上向きにセットする
  • 完全に下向き、完全に上向きでなく少し斜めにする

温度管理のコツ

業務用食洗機を使用する際のお湯は、洗浄とすすぎでそれぞれ適切な温度が異なります。
一般的に洗浄の湯温は60℃、すすぎの湯温は80℃が適していると言われており、これらを下回らないようにしましょう。

お店の設備によっては給湯器の増設が必要な場合などもありますが、上記温度を下回ってしまうとせっかく洗っても雑菌が繁殖しやすくなってしまうため本末転倒です。業務用食洗機を導入するのであれば、上記の最低温度は厳守するように気をつけて下さい。

洗剤選びのコツ

業務用食洗機を使うと洗剤の使用量がグッと増えます。多くのメーカーからいろいろな種類の洗剤が発売されていますが、それらは「劇物」と「非劇物」に分類されます。劇物と聞くとびっくりしてしまいますが、これはアルカリ濃度の違いなどで分けられており、海外で使われている洗剤の多くは劇物に当てはまることからも、劇物の洗剤=危険というわけではありません。汚れの落ちやすさで言えば、アルカリ濃度が高い方が汚れ落ちはよくなります。

とはいえ劇物指定のものを扱う場合は保健所への届け出が必要であったり、ストックする場合には危険物取扱者の資格が必要だったりするため、非劇物の洗剤のほうが扱いやすいかもしれません。

また、業務用洗浄機を利用する上でのリスクとして食器への洗剤の残留が挙げられます。汚れ落ちが悪いと洗剤の濃度を上げることを勧める業者が多いですが、洗剤の残留についてはあまり確認していないところがほとんどです。洗剤の残留量はフェノールという液体を使えば簡単にわかるため、洗剤選びは慎重に行うようにしましょう。

業務用食洗機で効率UP

業務用食洗機の導入によって食器洗いをしなくてよくなると、今まで食器洗いに使っていたアルバイトを他の業務に回したり、洗浄時間を短縮できたりと、業務の大幅効率UPが見込むことができます。ただし、お店で使用している食器によっては食洗機の使用が不可のものもあるので事前に確認しておくことが肝心です。

決して安くはない買い物ですが、毎日大量のお皿やグラスが必要な飲食店にとっては、一度導入すると無くてはならないものになることでしょう!

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