これだけは抑えたい!必要な厨房機器
店舗・厨房などの施設が一定の基準に達しないと開業できないのはご存知でしょうか?そのとき、厨房機器にも基準があります。後に基準に達しないなどということにならないように、機器は厳選しましょう。
必ず必要な機器
- 洗浄設備
- 製氷機
- スープレンジ(ローレンジ)
- 麺ゆで釜、またはゆで麺機
- ガスコンロ(ガステーブル)
- 冷凍冷蔵庫
- 炊飯ジャー
- 作業台
の以上8つがラーメン屋には必ず必要な機器となっています。それぞれの機器のポイントをご紹介します。
洗浄設備
食材や食器を洗うのに必要となる洗浄設備は、営業許可基準では2槽以上と定められていることが多いです。もし、食器洗浄機を使用することができれば1槽でも大丈夫なことがあるので保健所に確認してみてください。
製氷機
お客さまに出すお冷に用いる製氷機は、特に夏の時期に冷たいラーメンを提供することになると多用することになります。お店の規模に合わせて一度にどのくらいの氷がつくれるものがよいのか検討してみましょう。
スープレンジ(ローレンジ)
ラーメン特有の寸動鍋をのせてスープを取るために用いるコンロのことで、特徴としては火口が低い位置にあります。ストック用も含めると最低でも2口は必要といえます。これもお店の規模に合わせて何口のものを買うのか、検討してみてください。
麺ゆで釜、またはゆで麺機
ラーメンの麺をゆでるのに重要なことは、麺を入れた後に温度が低下しないように一気にゆであげることです。初期投資は高くなったとしても、熱効率の良いものを選べば結果としてコストが削減できるのでここは妥協せずに良いものを買いましょう。
ガスコンロ(ガステーブル)
サイドメニューに何を出すのかによって口数は変わります。チャーハンなどを提供することを考えている場合は、火力なども考慮しましょう。
冷凍冷蔵庫
スープをとるための野菜、鶏ガラ、とんこつやトッピングに使う食材などを入れるためにも必要といえます。保健所からは冷蔵庫内に、温度計を設置することが義務づけられています。
炊飯ジャー
チャーハンをはじめ、ご飯を使用したメニューの提供を考えている場合は必須になります。ご飯は炊くのに時間がかかるため、保温ジャーも必ず用意しましょう。そうすることでスピード感が求められるラーメン屋でお客さまを待たせることはないでしょう。
作業台
台の下に収納スペースや冷蔵庫があるものなど形や機能は様々あります。スペースは有効活用しましょう。
使用する台の高さの目安はだいたい「身長÷2+5センチ」となります。
メニューによって必要な機器
- 餃子焼き器
- コールドショーケース
- 製麺機
- 冷水機
の以上4つがラーメン屋において、メニューによっては必要な厨房機器となります。
餃子焼き器
ものによってはほぼ自動で焼いてくれるものもありますが、油と水を使用するため非常に傷みやすい機器となっています。中古などを使用する場合などは前もって確認を入念にして購入するようにしましょう。
コールドショーケース
中身が見える、飲料を入れるショーケースのことです。客席から見える位置に設置することで、視覚的に影響を与えドリンクの購買意欲を高める効果があります。
製麺機
自家製麺を考えている場合に必要なものとなってきます。業者に麺を頼まないことで麺のコストをかなり抑えることができます。
冷水機
スタッフがお客さまに水を提供することもできますが、冷水機を導入しセルフサービスにすることで手間を省くことができます。しかし、場所の設置によっては動線が妨害され効率の良い動きができない可能性があるので設置場所には十分配慮しましょう。
ラーメン屋に必要な厨房機器は早めの準備を
どうしてもラーメン店を開業する日が近づくほど、準備は慌ただしいものとなります。早めのうちに準備を始め、直前期に慌てることのないように入念に確認作業を行いましょう。また、機器の取得方法は新品だけではなく中古やリースなどの取得方法もあります。機器に応じて取得方法を変えることで、初期投資をなるべく抑えるようにしましょう。