自己資金はどの程度あればいいの?
美容室開業資金のうち、自己資金は半分の5割ほどあることが理想です。つまり、美容室開業資金が1000万円必要な見積もりだったら500万円ぐらい自己資金があると理想的というわけです。
ただ、2割3割しか自己資金がなくても、しっかりとした事業計画があれば残りを銀行や信用金庫、政府系金融機関などから借り入れて、成功している美容室開業者の方もいますから、あくまで目安ですね。
美容室開業資金の内訳
テナント賃料
テナント賃料は立地によってだいぶ差があります。人気の立地や格安物件はできるだけ早めに探してチェックしておくことが重要です。開業資金としてのテナント賃料は、前賃料1ヶ月分、保証金(6〜10ヶ月分)、仲介手数料1ヶ月分程度がかかります。
内装工事費
意外と大きくかかってくるのがこの内装に関する費用です。美容室を開業するとなると、内装にも凝ってきたり、また、電気や水も大量に使用するため、テナントの既存の配管では対応しきれない場合が多いです。電気容量や配管などにてこ入れするとなると、予想以上に工事費用がかかってしまいます。また、内装のデザイン、施行会社を決める際は、相見積もりを取るようにしましょう。
設備費
カットやシャンプー用の椅子や鏡など、美容室を開業する際は多くの機器が必要です。すべて新品で購入するとなると結構な費用がかかります。逆に中古でもいいものが見つかればだいぶ節約することができます。
広告宣伝費
新しく美容室開業した際には必要な資金です。お客様を集めるための広告宣伝はもちろんですが、スタッフ採用のための広告などもあります。
開業後の運転費
初めて美容室を開業する方が忘れがちなこの資金。しかし、美容室開業、経営していく上で最も重要です。開業してすぐに売上げが安定し、黒字になることはまずないといえます。そんなときに運転資金を準備していなければ、すぐにお店をたたまなければならなくなります。まずしばらくは様子を見る必要もあるので、運転資金を余裕を持って用意しておきましょう。
まずは事業計画をたてる!
開業資金を考えるには、まずはしっかりした事業計画をたてて、その事業計画に沿って資金計画をたてることが必要です。それぞれの項目でどの程度資金が必要かを考えましょう。失敗した開業者のほとんどがこの事業計画をしっかりたてていなかったことを理由に挙げています。自分の思い描く理想の美容室。その理想と現実を摺り合わせ、より具体的にうまく計画に落とし込むことができれば、美容室開業成功への大きな第一歩を踏み出すことができます。
事業計画や融資などお金に関することは税理士に相談するといいでしょう。これまで何件もの開業にかかわっているプロから幅広く手厚いサポートを受けることができます。
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