押さえておきたい!ネイルサロン開業の3つの準備

ネイルが好きで楽しんでいるうちに、趣味が高じてネイルサロンを開業しよう!というのはよくあるパターンです。しかし、趣味で自分が楽しめていればよかったこれまでとは違い、ネイルサロンを開業すればネイルのプロとして、また、オーナーとしてサロンを経営して行かなくてはいけません。準備をしっかりせずに開業してうまくいかなかったなんてことも多いです。そこで、今回はネイルサロンの開業前の準備として押さえておきたいポイントをご紹介していきます。

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1. 知識・技術の準備

個人のサロンでは、自分自身がそのネイルサロンの商品です。雇われていた時とは違い、自分自身がサロンの看板になります。お客様に繰り返し来ていただくためには、高いレベルのネイルに関する知識と技術が必要不可欠です。しかし、技術は一朝一夕で身に付けられるものではないので、開業前からしっかりと計画的にレベルアップに励みましょう。

2. ネイルサロンオーナーとしての準備

ネイルサロンの開業は他の業種と比較してもそんなに開業資金や準備がかからないのが特徴です。そのため、たとえ小さなネイルサロンでも上手く開業し、経営していく事ができれば安定してきちんと利益を出していく事が出来ます。ただ、最近では自宅サロンの急増や大手サロンの価格競争の激化などで競争も激しくなってきています。技術はもちろんのこと、経営者の思考もしっかり勉強し、開業前からの準備が必要不可欠です。

3. サロン開店のための準備

1,2の“自分”の準備と共に、実際にネイルサロンを開業するための準備も進めていきましょう。具体的には以下の3つの項目についてです。

  • 開業資金の準備
  • 事業計画の準備
  • 広告宣伝の準備

開業資金の準備

他の業種にもいえることですが、開業資金の30〜50%を自己資金で賄えるといいでしょう。融資などに頼りすぎると、毎月の返済に経営が圧迫されてしまうこともありえます。また、比較的少ない資金でも開業できてしまうネイルサロンですが、自己資金で足りるからと開業してしまい、実際にオープンしてからの運転資金が足りないなんてことにも注意が必要です。計画的に自己資金の準備をしましょう。

事業計画の準備

開業前に事業計画をしっかり立てていたかどうかは非常に重要です。以下のポイントをそれぞれしっかりと押さえて開業前に準備しておきましょう。

  1. ネイルサロンの理念・コンセプト
  2. 市場の調査、サービスの特徴
  3. 販売・提供価格
  4. マーケティング戦略、集客方法
  5. サロン経営上の問題点・リスク
  6. 競合サロン分析
  7. 事業スケジュール
  8. 人員計画
  9. 協力者・支援者

事業計画を立てる際には事業計画書を書く事をおすすめします。事業計画書のそれぞれの項目についてしっかり吟味して書いていけば、それだけで今後経営していく上で大きな意味のあるものになります。

広告宣伝の準備

事業計画の4でもありますが、どうやって集客するのかが経営上最も重要とも言えるでしょう。大手サロンに比べ、個人のネイルサロンは新規客の集客が難しいのが事実。どんなチラシ広告を作ってどの地域に配るのか、また、HPやブログの制作・運営など開業前からの準備が必要です。

開業前の準備で成功できるかが決まる

ネイルサロンは開業資金も少なく、他の業種と比べても参入の敷居が低いため、自宅サロンなども含め数多くの店舗が存在します。そのため、開業率も高いですが廃業率も高いのです。廃業してしまった人の多くは経営者としての勉強不足や不十分な事業計画など、開業前の準備不足が大きな原因だったと言います。しっかり準備ができるかどうかが成功への大きな分かれ道になるでしょう。

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