施主にとって優良な内装会社になるために必要な5つの条件

内装会社のみなさん、自社の強みや弱みをきちんと考えたことがあるでしょうか。営業をしていてもなかなか入札に参加できなかったり、既存の会社から声をかけられなくなる内装会社は、どんな会社が施主にとって優良であるかきちんとわかっていなければ改善のしようがありません。一度自社のやり方を一度見直してみてはいかがでしょうか。

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はじめに

内装会社にとって新規の顧客開拓や既存クライアントとの関係継続は、会社経営において非常に重要な事柄の一つといえるでしょう。質がどれだけよくても価格が法外な値段であれば、受け入れてもらえませんし、逆に価格がどれだけ安くても手抜きや欠陥工事であれば今後付き合っていくことはできなくなります。そこで今回は施主から見て優良な内装会社となる5つ条件について解説していきます。

内装工事の質が高い

施主が一番大事なポイントと考えるのは、実際の工事の品質が高いかどうかです。どれだけ安い工事費用であっても、質の低い工事ではよい内装会社とは呼ぶことはできません。

工事の質の差というのは一般の人からしたら非常に細かい部分にはなりますが、ブランディングを大事にする外資を中心とする高級物販店は特に重要視するポイントとなります。また駄目工事や是正工事が少ないことも当然大事なポイントの一つです。一日工期が遅れれば売上に大きく関わる店舗においては、工期通りに工事を完了させる工程管理能力も非常に重要な要素となるのです。

内装工事費用が安い

どれだけ工事の品質がよかったとしても、工事費用が高い会社は施主には求められません。自社工場を持ったり特定の業種に強い職人を増やしたりと、内装会社は常に価格競争力をつけるための努力を怠ってはいけないのです。

また仕事を勝ち取るために利益を削って見積を出す際は、程度をわきまえなければいけません。初めての入札参加で利益を削って赤字覚悟の見積金額で勝ち取ったとしても、その後の入札で利益を出すために実力通りの金額を出してしまうと、結果的に施主に対して悪い印象を与えてその後の関係性が続かなければ、内装会社の利益を回収することが叶わなくなってしまうのです。ですから内装会社の見積は、常に適正価格であることが求められるのです。

特定の業種や商業施設の経験が豊富

特定の分野での経験値がある会社は、施主にとって非常に重宝される存在となります。

飲食店や美容室のように電気工事や給排水工事などの設備工事が多い業種は、過去の経験値が工事の質や費用面、専門的なアドバイスを求められるため、内装会社のこれまでの実績が重要となります。

またSCや百貨店などの商業施設は内監とのやりとりや交渉が非常に重要となってきますが、あまり商業施設の出店数が多くない企業は、内監との関係づくりに苦労するためサポートしてくれる内装会社を求めるのです。

上記のように施主は内装会社を探す際に過去の経験を非常に重視します。ですからホームページのコンテンツは、業種経験や商業施設の経験をしっかりと打ち出し、更新を欠かさずに行うことが大切なのです。一度自社のホームページを見直してみるとよいでしょう。

コミュニケーションコストがかからない

内装会社の技術や経験、費用といった会社としての体制も非常に重要ですが、それと同様に担当者のコミュニケーション能力も大事となります。

施主によっては担当者が変わった途端に依頼がストップしてしまったり、担当者を固定していたりと、人へ依存する状況は根強くあります。

即時のレスや重要事項の確認、問題が生じそうな部分の指摘など、日常のやりとりから意識するようにしましょう。

メンテナンスへの迅速な対応

小さなメンテナンスでも迅速に対応してくれる内装会社は、施主にとって非常に好まれます。

全国チェーン店を展開する企業にとって、大きな悩みの種となるのが店舗のメンテンナスです。破損部の修繕だけではなく、特殊な電球一個の交換などの些細なことでも現場から店舗開発担当者へ電話が絶えず、そういった対応が業務時間に占める割合は小さくありません。

引き渡したらやりっぱなしにするのではなく、その後のフォローやメンテナンスをきちんとする内装会社は貴重な存在なのです。営業の際や自社のホームページでも、引き渡し後のサポート体制をしっかりと打ち出すことができれば、それが会社としての強みとなるでしょう。

まとめ

施主とよいパートナー関係を作っていくためには、まず施主が求める条件を一つづつクリアしていかなければなりません。自社ができているところとできていないところを客観的に捉えて、日々の改善に活かしていきましょう。

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